住まいづくり情報ガイドブック
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100  第9章 住まいのお手入れ◇しょうゆ、お茶、コーヒーなど水溶性のしみ ⃝ティッシュや乾いた布などで吸い取った後、水またはお湯で固くしぼった布でつまみ取るよう◇チョコレート、マヨネーズ、機械油など油溶性のシミ ⃝ティッシュや乾いた布でつまみ取ります。 ⃝住居用洗剤をうすめた液を泡だてて、その泡をシミの上にのせて古いハブラシでこすります。◇チューインガム ⃝氷をポリ袋などに入れてガムを十分に冷やして固めます。 ⃝乾いた布か竹べら、スプーンなどを利用してこすり取ります。 ⃝残ったものは布にベンジンを付けてつつむようにして取ります。◇インク・墨汁などのシミ ⃝広がらないうちに、ティッシュでよく吸い取ります。 ⃝お湯を含ませたスポンジで叩くようにして拭き取ります。 ⃝水またはお湯で固くしぼった布で拭いて仕上げます。1-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-310 全体が薄汚れてきたら、中性洗剤を用いて簡易クリーニングを行うとよいでしょう。市販のカーペット用洗剤が便利です。 クリーニング手順は次のとおりです。⃝固くしぼった雑巾をおしぼりのように巻いて、毛並みに沿ったり、逆らったりして拭きます。⃝雑巾は5~10枚を一度に用意しておき、汚れたら取り替えます。⃝最後に乾いた布で水分を十分にとり、窓を開けて風通しを良くして乾かします。 床仕上げ材として止め金具で敷き込む場合を除き、年に1度戸外で裏返して、半日ほど干し、裏から軽くたたいて奥深く入り込んだほこりをだしましょう。1~2年に1度は、本格的なクリーニングをすることが望ましいでしょう。にします。 ⃝取りきれない時は、住居用洗剤を薄めた液を布につけて繰り返します。 ⃝水またはお湯で固くしぼった布でシミの周りも拭いてぼかします。シミの部分よりもやや広めにこすり、境界線が分からないようにぼかすのがポイントです。 ⃝お湯をしぼった布で拭いて仕上げます。3.たたみ床 日本古来の床仕上げ材で、稲わら床にい草の表を縫い合わせたものです。最近では稲わらにかえてポリスチレンフォームなどを利用したものが増えています。わが国の風土に適した材料であり、保温性、調湿性、感触の良さが得られる反面、変色、吸水しやすく非衛生的な面もあり、メンテナンスが重要です。 たたみの目にはほこりが溜まりやすいので、ほうきや掃除機で掃除しましょう。この際、たたみの目カーペットにシミがついた場合の処理方法 シミを付けてしまったら、内部にしみ込んで乾かないうちに素早く処理しましょう。

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