住まいづくり情報ガイドブック
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第9章 住まいのお手入れ  1011-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-310  ふだんは表面の汚れをはたき、掃除機などでむらなく掃除します。なお、この際ノズルは壁専用のものを使用します。手あかなどがついたときは、住居用洗剤を薄めたぬるま湯を布に含ませ、上からたたくようにし、仕上げにきれいな布で拭きます。この際、表面を傷めないよう注意しましょう。少々の汚れは、消しゴムや食パンで落とすこともできます。  いずれも汚れを落とす確実な方法ではないので、ふだんから汚さないよう心掛けることが大切です。  また、織物であるクロスは、継ぎ目部分がほつれることがあります。このような場合には、目打ち  ふだんは表面の汚れをはたき、掃除機などでむらなく掃除します。ビニルクロスは水拭きができ汚れが比較的簡単に落とすことができますが、貼り合わせ部分に水が入るとはがれの原因となりますので、水拭きはかたしぼりの雑巾で注意して行います。手あかなど落ちにくい汚れには、住居用洗剤をにそって掃除することが、たたみを痛めずにきれいに保つこつです。 たたみは直射日光に当てると黄色く変色しますので、直射日光にさらさないよう注意しましょう。また、たたみの上にカーペットなどを敷くことは、たたみを蒸らしダニやカビ発生の原因となるので極力避けましょう。 たたみのメンテナンスとしては、汚れのひどいときは、掃除をしたあとに住居用洗剤を薄めたぬるま湯を用い、かたしぼりの雑巾で、目にそって拭き、最後に乾拭きを数回行います。また、年に1度は晴れた日にたたみ干しをしましょう。干す際は、たたみの裏面を日光に当て、たたいてほこりを出しましょう。さらに、市販の防虫剤を散布するとよいでしょう。たたみを元通りに配置しないと寸法が合わなくなる場合があります。干す前にたたみに目印を付けておきます。たたみ表は2~3年で裏返し、さらに2~3年でたたみ表を取り替えるのが目安です。市販の防水スプレーを施して保護することも一案です。の先などで少しずつ捨て糊をして固めます。4.ビニル系の床(長尺塩ビシートなど) ビニル系の床は、一般にフロアシートと呼ばれており、洗面所、便所、台所などに多く使われています。 ふだんのお手入れは、固くしぼった雑巾で拭き掃除をします。フロアシ-トには、鍋、やかん、フライパンなど熱をもったものを直接置かないようにしましょう。 また、表面が軟らかく、キズやへこみがつきやすいので重いものや、とがったものを落とさないように注意しましょう。 メンテナンスとしては、汚れがめだつ場合はお湯で薄めた中性洗剤を使って拭き取ったあと、水拭きしてください。定期的にフロアーシート用ワックスで磨くとより長持ちします。7)壁・天井1.クロス・ビニルクロス貼り壁 どちらも洋室の壁装材として一般的なものであり、時代の要求と共に紙から織物(クロス)、ビニルクロスへ移行しています。また、防火性能の強化、汚れ防止や防水、防カビ加工などの様々な性能を持ったものが開発されています。ア)クロスのメンテナンスイ)ビニルクロスのメンテナンス

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