住まいづくり情報ガイドブック
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022  第2章 住宅建築工事を発注する1-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-3102.設計者選びのポイント⃝気になる設計者とは、直接会って話し合いをしてみて下さい。⃝設計者にはそれぞれ個性があります。心ゆくまで話し合い、相性が合うかどうか時間をかけて決めることです。⃝住宅に対する考え方や姿勢、今までの実績や設計料のことなど気になる点は、なんでも話し合い、信頼関係を築いてゆくことが大切です。⃝最近では、コンピューターを使って図面を作成することが多く、CGによるイメージ図等を作成してくれる場合もあります。ないようにしてください。⃝報酬については、国土交通省告示に基づき標準的な業務に係わる額が定められています。⃝一般的な木造住宅の場合は、設計料、監理料を併せて「総工事費の約10%程度」が目安となっているようです。⃝万一工事契約に至らない場合でも、建築設計者に作業等をお願いし、関連資料等の提出があった場合には、この分の作成費等を支払うことが必要な場合があります。5)設計者の選び方1.設計者を選ぶ一般的な方法⃝雑誌やインターネットを活用して探す。⃝知り合いの建築士に頼む。⃝最近建築した住宅で気にいったものを見かけたら その家の人に設計者を紹介してもらう。⃝設計者に心当たりがないときは各都道府県の建築 士会、建築士事務所協会などへ行き、会員の人を紹介してもらう。  など6)設計者との打ち合わせ⃝住宅の計画を立てる場合は、家族全員で意見を出し合いじっくりと検討しましょう。⃝検討の結果は、予算、必要な部屋や建物の好み、構造、設備、仕上げ、家族構成などすべての要望について、できるだけ記録しておきたいものです。設計者との打ち合わせのときに、この記録が役に立ちます。つまり、あとになって手直しの必要のないしっかりした設計が出来上がることになります。逆に、十分な話し合いをやらないで設計を依頼したために、設計図完成後や工事の途中での変更、追加工事等を出すようなことになりますと、工期が遅れるばかりでなく、工事費も割高になります。7)設計者とも契約を⃝設計及び工事監理を依頼する場合は、当然報酬を支払うことになりますので、契約を結ぶことを忘れ

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