住まいづくり情報ガイドブック
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第2章 住宅建築工事を発注する  0251-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-310⃝一般的には、各工事施工業者に設計図と工事仕様書を渡し、設計内容を十分説明のうえ、各工事施工業者とも同じ条件で工事費の見積書を出してもらいます。そして、見積書が出そろった時点で、各見積金額と自分の予定金額を照らし合わせて、適正金額の工事施工業者を選ぶことになります。⃝「適正金額の工事施工業者」とは、安ければよいというのではなく、設計図を忠実に見積もった良心的な工事施工業者を意味します。⃝一般的に設計者の見積金額に比べて、工事施工業者の見積金額の方が10~20%ぐらい高いのがふつうとされています。この場合、少々の無理で工事を請負ってくれる場合は問題ありません。しかし、両者の金額に大きな開きがあって、このため工事施工業者が相当難色を示すようでしたら、無理を押しつけるようなことはせず、設計者と相談のうえ、設計内容を変更して再度交渉した方がよいでしょう。⃝工事施工業者も初めから赤字承知の工事を引き受けるはずがなく、もし、無理して請負った場合は、どこかでその無理をした部分のやりくりをしていることも考えられます。結果的には、いわゆる「手抜き工事」となる可能性もあり、工事の出来具合やアフターサービスなどの点で、後日のトラブルの原因ともなりますので、何よりも工事の内容について双方とも十分納得したうえで工事の依頼先を決めるようにしましょう。3)工事施工業者を決める⃝工事施工業者を決めようとする場合は、一社だけとかけ合って決めたりせず、設計者ともよく相談して、めぼしい工事施工業者のうちから二社以上を選び、このなかから条件のよい業者を選ぶのが普通です。4)これはやめた方がよい⃝自分の予定金額と工事施工業者の見積金額に大きな開きがあり、そのために工事施工業者が相当しぶるような場合、「おたくができないのなら他の工事施工業者にやらせる」などと無理に値引きさせる方法は、余り感心なやり方ではありません。

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