住まいづくり情報ガイドブック
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第7章 防 災  075□1.塀の高さは地盤から1.2m以下か。□2.塀の厚さは十分か。□3.塀の長さ4m以下ごとに、塀の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。□1.塀は高すぎないか  ・塀の高さは地盤から2.2m以下か。□2.塀の厚さは十分か  ・塀の厚さは10㎝以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15㎝以上)□3.控え壁はあるか。(塀の高さが1.2m超の場合)  ・塀の長さが3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。□4.基礎があるか  ・コンクリートの基礎があるか。□5.塀は健全か  ・塀に傾き、ひび割れはないか。〈専門家に相談しましょう〉□6.塀に鉄筋は入っているか  ・塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80㎝間隔以下で配筋されており、鉄筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。  ・基礎の根入れ深さは30㎝以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)□4.基礎があるか。□5.塀に傾き、ひび割れはないか。〈専門家に相談しましょう〉□6.基礎の根入れ深さは20cm以上か。鉄筋厚さひび割れ高さ控え壁根入れ出典:パンフレット「地震からわが家を守ろう」日本建築防災協会2013.1より一部改組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合3)ブロック塀等の点検 平成30年6月に発生した大阪府北部を震源とする地震をはじめ過去の地震においても、ブロック塀等の倒壊によって犠牲者が発生しています。危険なブロック塀を放置すると、地震時に倒壊してしまった場合、人に危害を加えてしまったり、避難や救助の妨げになるなど大きな問題になることが考えられます。安全な塀であるかを点検し、危険と思われる時は専門家に相談しましょう。 県及び市町村では、危険ブロック塀の撤去に対する補助を実施しています。 ※1 参考に補助制度実施市町村を6)の表に記します。詳細については各市町村へお問い合わせください。 ※2 補助制度のない市町村も一部あります。 ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。 まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、 専門家に相談しましょう。ブロック塀等のチェックポイント

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