住まいづくり情報ガイドブック
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(公社)日本しろあり対策協会パンフレット「わが家のシロアリ対策」より第9章 住まいのお手入れ  0891-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-3102)しろあり 住まいに大きな被害をおよぼすしろありは、主としてヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。前者は北海道の一部を除いて日本全国に、後者は関東地方以南に分布しています。両者とも湿った木材を好み、湿気の多い床下などに害をおよぼしますが、イエシロアリは自ら水分を運ぶことができるため、その被害は小屋裏までおよぶことがあります。 被害を受けやすい部分は、腐朽菌の場合とほぼ同じです。建築工事の際には、床下にカンナくずや木片を残さないように注意してください。また、建物周囲に木柱や木の垣根、木片などがあると、ここを巣としてしろありが繁殖する場合もあります。敷地内に木片を放置したり、埋め込んだりしないようにしましょう。 4月から7月にかけて羽蟻を見つけたら要注意。しろありの羽蟻か普通の蟻の羽蟻か確認しましょう。床下の布基礎内部表面などに、地盤面から泥で固めたような道(蟻道)がある時は、しろありがいると考えられます。 被害が進行すると木材の内部から空洞化してきますので、木槌などでたたくと空洞音がします。近所でしろありによる被害が発生したら要注意です。 しろありやそれによる被害を見つけたら、被害の大小を問わず、専門の防虫駆除業者にご相談ください。シロアリとアリの見分け方(公社)日本しろあり対策協会パンフレットから掲載

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