住まいづくり情報ガイドブック
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第9章 住まいのお手入れ  0911-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-310結露が起きやすくなってしまいます。 内部結露は居住者の目に見えない場所で起こっており、気がついた頃には損傷が相当に進んでいることが多いものです。異常が認められたときは専門の業者に相談しましょう。ダニの捕獲と同時に畳の乾燥にも役立ちます。⃝畳の上には敷物(じゅうたん、カーペット等)は使用しないこと。畳の通気性を悪くし、ダニの恰好の住みかとなります。⃝室内の換気、通風に注意すること。ダニの発生する梅雨時の少し前から布団乾燥機や除湿器を使用すると、ダニが発生しにくくなります。⃝市販の防虫紙を畳の下に使用すること。4)カ  ビ カビは、適度な湿気と温度、そして栄養のあるところにはどこでも繁殖し、温度20~30℃、湿度70%以上になると急激に発生しやすくなります。また、建材や仕上げに使われる接着剤やのりを栄養分として結露によるシミや湿気のある場所に発生するので、まず、結露を防ぐこと、通風を良くすることが重要となります。 カビが発生したらすぐ取り除くことが重要ですが、あまりひどくなったカビは専門の業者に頼みましょう。特にビニールクロスの場合は、裏側に発生してしまうと張り替えるしかありません。また、表面のカビを取る場合は、中性洗剤等をうすめ、堅く絞った雑巾でふき、ドライヤーで乾燥させると良いでしょう。5)ダ  ニ ダニは、高温、多湿を好むため、一般的に、夏に発生、活発に活動し、冬には活動しないものといわれています。しかし、最近は暖房機器や加湿器の普及など生活様式の変化などから、住宅内でダニが活動しやすくなっています。カーペットや畳、カーテン、衣類などを不潔にしていると、ホコリやフケをエサとしてダニが発生します。ダニが発生すると、かゆみ、腫れ、ニキビ、喘息など様々な病気の原因になるといわれています。予防法としては、主に次のようなものですが、何といっても掃除をすることと、多湿にならないように、換気をよくすることが重要です。⃝掃除機でホコリをこまめにかつ入念(1㎡当たり1分が目安です)に吸い取ること。掃除機の使用は

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