住まいづくり情報ガイドブック
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092  第9章 住まいのお手入れ点検する部分基礎土台・床組軸組・小屋組瓦ふき彩色石綿板ふき金属板ふき雨どいモルタル壁サイディング壁金属板等壁板張り壁鉄部木部アルミ部玄関建具アルミサッシ雨戸・網戸木製建具ふすま障子構造躯体屋根外壁手摺りぬれ縁外部建具内部建具亀裂、不同沈下、換気不良腐れ、虫食い、たわみ、きしみ腐れ、傾斜、変形ずれ、割れ褪色、ずれ、割れ、鉄部の錆褪色、錆、浮き詰まり、はずれ、ひび汚れ、褪色、亀裂、はくり汚れ、褪色、シーリングの劣化汚れ、錆、変形、緩み反り、腐れ、隙間、汚れ錆、破損腐れ、破損腐食、破損建付不良、腐食、付属金物異常建付不良、腐食建付不良、腐食建付不良、取付金具の異常建付不良、破損、汚れ建付不良、破損、汚れ取替え時期建替えのとき建替えのとき建替えのとき20~30年15~30年10~15年7~8年15~20年15~20年10~15年15~20年10~15年15~20年20~30年15~30年20~30年15~30年15~20年10~15年15~20年1-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-310主な点検項目点検時期5~6年ごと4~5年ごと10~15年ごと5~6年ごと4~6年ごと2~3年ごと2~3年ごと2~3年ごと3~4年ごと2~3年ごと2~3年ごと2~3年ごと1~2年ごと3~5年ごと2~3年ごと2~3年ごと2~3年ごと2~3年ごと2~3年ごと1年ごと たとえば、外回りの鉄部や木部など塗装により表面に保護層を設けて耐候性を高めている部位は、その保護層を定期的に更新しなければなりません。これを怠ると、やがて保護層に損傷を生じ、本格的な補修が必要になります。このような損傷予防の行為が維持管理であり、補修をする前段階の行為として大切なものです。 基礎や土台、柱といった構造躯体、屋根や外壁などの外回りに損傷や不具合が生じると、住まいの財産価値や安全性を損なうことになります。また、修繕も大がかりなものとなり、時間や金額も多大なものとなりかねません。よって、そのようなことにならないよう住まい手みずから定期的に点検を実施し、損傷の早期発見、早期補修に心がけましょう。 また、これとは別に新築後約5年を経過したら専門の業者に依頼して住まいの総点検を行いましょう。 なお、補修が伴う時には、使用する建材や接着剤などにホルムアルデヒドなどの化学物質の含有量が少ないものを選択するよう心掛けて下さい。標準的な点検の目安9-2標準的な点検と維持管理の時期

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