住まいづくり情報ガイドブック
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アスファルトシングル第9章 住まいのお手入れ  0951-11-21-31-42-12-22-32-42-52-62-73-13-23-34-14-24-35-15-25-35-45-55-65-76-16-27-18-19-19-29-3103.盛り土 住宅の床下の地盤は、通常周囲の地盤より高くして雨水の浸入を防ぐよう設計されています。このため建物の外周部に花壇を設けたりして盛り土を行うことは極力避けましょう。4.土留め、石垣 土留め、石垣の水抜口は詰まらないようにときどき掃除しましょう。水抜口が詰まると地中の排水ができなくなり、土留めや石垣が崩れるなど大きな事故の原因となることがあります。また、亀裂や傾斜、はらみなどの異常がないか、定期的に点検し、異常が認められる場合には早めに専門の業者に相談しましょう。5.門・塀 門・塀は傾いていないか、基礎部分を特に注意して点検しましょう。ブロック塀は、目地部分のひび割れなど、地震時に倒壊などの危険がないか十分に気をつけましょう。3)屋  根1.瓦葺き 粘土瓦は日本の伝統的な屋根葺き材料で、その耐候性、耐火性は大変すぐれています。形状により和形と洋形が、また焼成方法により「いぶし瓦」と「ゆう薬瓦」などがあります。 瓦葺き屋根は、特に日常的な手入れは必要としませんが、地震や台風等の後には、ずれや割れが無いか点検するようにしましょう。また、瓦のずれや割れは、雨漏れの主な原因となりますので、雨漏れがある場合は点検しましょう。2.アスファルトシングル葺き アスファルトシングル葺きは、基材(無機質系)にアスファルトを塗覆した柔軟性のある板状の材料で、勾配屋根の化粧仕上げに適しています。具体的な工法は、所定の形状、寸法に切断したものを釘打ち、またはアスファルト系の接着剤で固定します。複雑な形状の屋根でも加工しやすく、丸みを帯びた部分などもそのまま施工できるのが特徴です。 また、棟包や軒先、けらばなどの水切りにカラー鉄板の役物を使用している場合は、この部分について定期的な塗装が必要となります。 太陽の紫外線などによって劣化した場合は、全面撤去して葺き替えますが、その上からカバーする工法もあります。3.金属板葺き 金属板葺き屋根には、鋼板にアルミニウムと亜鉛をメッキしたガルバリウム鋼板が、主に使われてい

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